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時事彩々≪第30回≫相次ぐ情報漏洩




今年の年末には毎年恒例の流行語大賞が発表されるはずだが、一年の折り返し地点が近くなった現時点で上半期を振り返ってみると、「情報漏洩」が大きなキーワードとなりそうだ。

6月1日に発覚した日本年金機構保有の個人情報100万件以上の漏洩、同10日には東京商工会議所保有の個人情報1万件以上の流出と重大な「情報漏洩」に関するニュースが相次いでいる。ほかにも、6月11日には日本郵政がサービス登録者約7,500人の個人情報をメールで誤送信したり、同10日には大阪市で国民生活基礎調査の調査員が自転車で路上転倒した際に調査対象者22人の個人情報を含む資料を紛失したというニュースもあった。今年10月からはマイナンバー制度もいよいよ導入がスタートするため、「情報漏洩」に関するニュースは今後も後を絶たないだろう。

メディア報道ではサイバー攻撃など物騒な言葉が並ぶが、個々の情報漏洩をみていくと意外と単純なミスによるものが多いことが分かる。メールの一斉送信を「CC」で送信してしまった、うっかり送信元を確認せずに不用意に添付ファイルを開いた、重要なデータの入ったパソコンを外部で置き忘れた、情報管理責任者が無断で情報を持ち出したなどの事件が多い。誰でも犯しかねないミスも多いので、情報の取り扱いに関して、いま一度手順や規定を考え直しておくよい機会かもしれない。



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