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時事彩々≪第35回≫業界の信用を貶めるのは誰?




家具のインターネット通販でよく問題を起こす企業がある。激安価格を売りにした家具の通販専門店なのだが、その商売手法にはモラルの欠片もない。

日本の製造メーカーから商品を仕入れて一定期間が過ぎた後に、その商品のモノマネ商品を海外企業に安価に製造させているのだ。最初に商品を供給していた日本の製造メーカーは好調に商品が売れていたにも関わらず、突然その通販会社からの発注がぴたりと止まることになる。なぜなら、日本製の商品をコピー製品に切り替えて販売し始めたからだ。

こうしたやり方に一般消費者からのクレームも多い。先日、YAHOO!知恵袋にもこの企業に対するクレームと相談が寄せられていた。ベッドをリピート購入したら前回と違う製品が送られてきたというもの。質問者は以前に購入した国産ベッドを気に入っていたので購入履歴から再購入したらしい。そのページの商品レビューも以前のままで別の製品とはまったく疑わなかったそうだ。送られてきた商品は見た目が同じでも、まったくの別物で返品にも応じてもらえなかったという。

なぜこういう商売手法をとるのかまったく理解できないが、家具業界の信用を貶めるような行為は断じて許すことができない。この企業、自社HPにおいて商品取り扱いメーカーの募集も行っているので、十分に注意されたい。



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